水晶のように煌めく透明で精緻な音響空間。メタリックな音質のある厳しい音楽の中に響きの豊かなイメージが広がる。寡黙な語り口で寡作であるが、凝集されたその音楽は雄弁である。幼い頃からソルフェージュを松村禎三、ピアノを石井文子,河野純子、岩崎操に師事。東京芸術大学では作曲を池内友次郎、矢代秋雄、諸井三郎,三善晃の各氏に師事。1969年、同大学院終了。同年、池辺晋一郎、三枝成彰ら5人によるグループ「白浪」を結成し3回の自主公演を行う。70年、第39回毎日・NHK音楽コンクールに管弦楽作品、<抒情的二章」が入賞。72年,昭和47年度芸術祭最優秀賞受賞。73-75年、フランス政府給費留学生としてパリ国立音楽院に留学し、オリビエ・メシアンに師事する。77年、演奏家・作曲家によるグループ、アンサンブル「ヴァン・ドリアン」結成。同団体のシェーンベルク以後の作品の演奏および企画に対して83年、第1回中島現代音楽賞受賞。91年、ミュンヘン国際コンクール、92年、ジュネーブ国際コンクールの打楽器部門の課題曲として、76年の作品<グラウンド>が指定された。他に<シリカ>、<ミカ II>も、しばしば海外でも演奏されている。

日本現代音楽協会、日本作曲家協議会、日仏音楽協会会員。東京学芸大学講師、東京純心女子大学教授。1945年、東京生まれ